ごあいさつ
岩手医科大学管弦楽団OB会会員の皆様方におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。また、日頃より当OB会の運営にご協力を頂き心より感謝申し上げます。
岩手医科大学管弦楽団(以後管弦楽団と称します)は本年(2024年)創部59周年を迎えた学生オーケストラです。当OB会は岩手医科大学の卒業生で管弦楽団出身者及び関係者が集う団体で、会員の相互親睦と管弦楽団の支援を目的として設立されました。
当管弦楽団の歴史を紐解いてみますと、1965年(S40年)本学教養部が開設された年に故磯部寛物理学教授が数名の学生と共に弦楽四重奏団を結成したのに始まり、室内楽同好会、合奏団を経て部に昇格し現在の管弦楽団となりました。1970年には第1回定期演奏会が行なわれ、以後毎年積み重ねられ本年6月には第51回目の定期演奏会を予定しています。
結成時のメンバーの1人である布川茂樹先生(医17期)におかれましては大学を卒業して以来三十数年にわたりOB会会長として会を組織統率し、後に卒業された長野隆行先生(医20期)、岡本彰先生(医20期)を副会長として、共に管弦楽団への精神的金銭的バックアップにご尽力されてまいりました。残念なことに、創始者である磯部寛名誉教授と布川茂樹先生、岡本彰先生におかれましては既に他界されております。また、OB会の現役副会長であった菅一徳先生(医28期)、OB会役員でありました阿部知博先生(医30期)も他界されました。管弦楽団産みの親・育ての親とも言うべき方々が亡くなられることは誠に残念でなりません。
我々の故郷である当管弦楽団は6年前には4年制の看護学部が新設されましたが学生数が増加した割にはそれほど部員は増加しておりません。今春も新たにたくさんの新入部員たちを迎える準備をしているとのことではあります。途中でくじけることなく長く続けて頂きたいものだと思います。この3月には5名の卒業生(医2名 歯2名 薬1名)が出ました。パンデミック・コロナ騒ぎで追い出しコンパ等のお別れ会もなかった昨年とは違い卒業記念演奏会、追い出しコンパなどを盛大に開催できたことはうれしい限りであります。
さて、クラブの楽器は大分充足してきていると思われるのですが、老朽化した楽器も多数あり、OB会が楽器を充足・調整・交換してあげることがまだまだ必要と感じております。今年度もOB会員からの寄付金、会費等を用いて楽器購入や練習環境の整備等を行いたいと考えておりますので皆様方からの更なる暖かいご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
前述しましたが、当管弦楽団は本年6月2日(日)に第51回定期演奏会を予定しております。例年通り定期演奏会終了後にOB会総会を開催する予定ですので会員諸氏の参加をお待ちしております。
これからも元気に活動していこうとする後輩達に対しできるだけのお手伝いとエールを送りたいと考えております。会員の皆様方の更なるご理解とご協力をお願い申し上げると同時に皆様方の益々のご発展をご祈念申し上げご挨拶とさせて頂きます。ご一読有難うございました。
2024年5月吉日
OB会会長 上村 誠
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